年中の5月にヤマハの幼児科に入り、1年生の4月に幼児科の卒業とともに個人のピアノ教室に移った長男は、1年生の12月にヤマハピアノグレードBの9級を受けました。
結果は、ボロボロのできだったかと思っていたら、驚きのB判定で合格することができました。幼児科時代に基礎グレードも受けているので、2回目のグレード試験でした。
ふと思ったのですが、9級ってどのくらいのレベルなのかな?
他の子は何歳くらいに(習い始めて何年くらいで)受けているのかな?と思い、気になったので調べてみました。
ヤマハピアノグレード9級の年齢や経験年数の目安
ヤマハのHPには、グレード取得目標というページがあり、コース別でだいたい何年目くらいで何級を受けていくのかの目安があります。これは、ヤマハの教室にも張り出されていました。

こうしてみると、6年生まで各教室でしっかりがんばるとここまでの級はとれるよという目安だと思います。ジュニアピアノコースはピアノの個人レッスンなので、個人差はあるでしょうが、順調にカリキュラムにそって進むと、5年生くらいで7級を受けることになります。
また、この表をみて思うこと。。。
それぞれのコースのレベルを物語っているみたいですね。やはりジュニア専門コース(J専)は進みが早く、5級までも取得できるという高度なレッスン内容になっているみたいです。
ちなみに、うちの長男は、1年生で9級を取得したので、J専の子並みのレベルだった?ということになります。でも、長男は全くそんな上手に弾けるわけでもないし、レベル以上のことをやらせて無理させてたのかな?とちょっと反省です。。。
結果として、なんとか頑張り抜いたし、見事合格できたので、自信につながったかな?と思っています。
ちなみに、ヤマハグレード(とくにB)は、弾く技術だけ見られるわけではなく、コードや調の知識、初見や聴奏など、総合的な力が必要になりますので、すごく上手に弾けるから受かるというわけではありません。やはりそれ用の知識と練習が必要になると思います。
ヤマハグレード9級のレベル
9級ってどのくらい弾けるくらいのレベルなんでしょうか?気になりますよね。
ヤマハグレードのHPに受験要綱のPDFがあり、その中にグレード試験Aの自由曲の対象の曲と課題曲(ヤマハの教本の中の曲)が一覧になったものがあります。知っている曲があれば参考になると思います。
https://www.yamaha-mf.or.jp/grade/examination/piano/grade10-6_201811.html
また、ヤマハでの教本は、「NEWピアノスタディ」という本なのですが、その教本の対象グレードと対応ピアノ教本が載っているページを発見しました。
https://psta.jp/information/2015/15112401.html
9級でいうと、課題曲は【NEWピアノスタディレパートリー6】【NEWピアノスタディレパートリー7】の中から選ぶことになるのですが、この本の対応ピアノ教本は、バイエル75~87、バーナムピアノ教本5,6、バスティン3、トンプソン現代ピアノ教本1~2なんかが対象みたいです。
8級になると、バイエル後半からブルグミュラー25の練習曲、7級になると、ブルグミュラー25の練習曲からツェルニー100番くらいに、6級はツェルニー100番、30番からソナチネアルバムくらいにとレベルが上がっていくようです。
9級を受ける子のレベルは、大体バイエル中~後半の子達と思っておくとよいかもしれませんね。
ヤマハグレード用の練習をどのように進めたかの話【体験談】
恐らく、ヤマハのグループレッスンに通っている人たちはレッスン内で練習もしていくと思うので、とくに家でやることもないのかもしれませんが、うちは個人レッスン(しかもヤマハではない教室)からの受験だったので、グレード用の練習を家でもやっていました。
まずは、ヤマハグレードは専用のテキストが出ていますので、こういうもの↓↓↓をゲットします。誰かのお古でもメルカリでもなんでもいいと思います。
※ちなみに、この↑問題集は最新版で、2018年11月の改定にも対応済だそうです。
問題集が家にやってきたら、これに出てくる問題を全て練習するに限る!
ちなみに、このテキストを入手したら、子供が勝手に見ないようにしておく方がよいです。初見の練習などがありますので、練習して弾けるようにするような曲ではありません。
◎演奏に関しては、課題曲をいつもよりも完璧に仕上げるように練習します。
おそらく、選曲は、ヤマハのテキストの中から選ぶことになると思います。
こちらは毎日家で弾くこと以外には、先生にお任せ。
◎伴奏づけは、本番は先生がメロディを弾くので、それに合わせて伴奏を付けるというもの。なので、母はメロディを弾く役をやります。ある程度できるようになったら、本番と同じように練習をします。
まずは、楽譜を開いてから20秒見ます。その間に子供は何調なのか、何拍子なのかなどをざっと見ます。そして、1回目は母のメロディのみ、2回目は子供の伴奏(ジャーンのみ)、3回目は伴奏系?(ブンチャッチャとか)にして弾くという練習をしました。
母がやることは、出題する問題を決めること。出題の際に時間を計る。メロディを弾く役をする。の3つです。
◎初見の練習も本番通りに。楽譜を開いてから20秒見てから、すぐ両手で弾くという練習をします。これは間違えてもいいから、とにかく演奏をとめずに最後まで弾ききることを意識して。
母がやることは、出題する問題を決めること。出題の際に時間を計る。の2つです。
◎聴奏の練習は、楽譜は見せないで(もちろん鍵盤も覗かないようにして)、母が問題を弾く役をやります。それを聞いて子供が同じように弾くという練習です。
聴奏はメロディとカデンツと両方あるので、両方とも練習しました。
長男の場合、カデンツをちゃんと覚えてないところもありましたので、まず楽譜を見て全部弾けるようにしてから、聴いて弾くという練習をしていました。
毎日これらの練習を一通り(1曲ずつとか)全部やっていましたので、1時間くらいはやっていたと思います。
本人はほんとに辛かったみたいでしたけど、グレード試験後は譜読みもよくできるようになったし、1曲を仕上げるスピードが早くなりました。本当に頑張ったね!グレードに挑戦することによって、確実にレベルアップしたと思いますよ!
できなくてグズル息子をなんとかなだめ、やりたくないと泣く息子を毎日ピアノに向かわせ、褒めて気分を持ち上げたり、昨日やったことがなんでできないんだとイライラしながらも毎日練習に付き合った日々。まさに二人三脚で挑んだ試験となりました。
きっと中には、特別な練習をしなくてもサクサクできてしまう子や、母がやらせなくても自ら練習する子もたくさんいることと思います。(たまたまうちの子が大変なタイプだったんだと思いますが)