もうすぐ夏休み!子供たちにとってはウハウハな季節がやってきます(母にはゲッソリな季節ですが・・・)
暑さも本番を迎え、何かとお出かけが増えるこの季節。心配なのは、熱中症ですよね。
先日、次男が熱中症にかかったので、その時の体験談と合わせて、熱中症対策についても詳しく調べてみました。参考にしていただけるとうれしいです。
この記事の目次
次男(年中)が熱中症になった体験談
7月初めの梅雨真っただ中、とても湿気があってムシムシした日でした。ピーカンに晴れているわけでもなく、気温も大して高くなかったと思います。
年中の次男は保育園の園庭で水遊びをしていました。もちろんカラー帽子はかぶっていましたし、水鉄砲やシャワーなどの水を使って遊んでいました。
次男は、ものすごく走り回って思い切り遊んでいたようです。
症状が出たのは、お昼くらいに外遊びから帰ってきたときでした。
「頭が痛い」といって泣き出し、お茶を飲もうとしたら気持ち悪くてトイレに駆け込んでしまったそうです。何も吐いたりはしなかったようですが、オエオエなっていたみたいです。その後ご飯は食べずに寝てしまったようで、先生方は寝たのでそのまま様子をみることにしました。その時熱は37.4度。
2時間ほど寝て、目が覚めた次男は少し回復したようで、おやつのヨーグルトを2つと牛乳を2杯のみました。もう一度熱を測ると、37.7度。
その後は元気を取り戻したようで、何事もなかったように走り回って遊んでいました。先生がまだ本調子じゃないから、座って大人しく遊ぶように声をかけるも無視して走り回る。
その後熱を測ってみるも37.2度。
延長保育をお願いしていた日でしたので、仕事が終わってからお迎えに行くと、いつものように元気に園庭で遊んでいる次男の姿がありました。後に先生から熱中症の話を聞いてびっくりしました。
その後家に帰っても普通にしていましたが、「もう頭痛くない?」と聞くと、「まだちょっと痛い」と返ってくるし、熱を測ってみると37.2度。
まだ調子が悪そうなので、この日はお風呂はやめて体拭きだけにして早めに寝ました。
次の日、元気そうだし熱は下がりましたが、念のため、保育園でのお外遊びはお休みするようにお願いしました。
その後はいつもどおりに戻りました。
次男の熱中症で気づいたこと
- ムシムシした日。真夏日というような暑い日ではなかった。
- 頭痛と吐き気。
- 体温は37度台まで上がった。
子供の熱中症の症状と危険度

熱中症の症状には、次のようなものがあります。程度に分けてご紹介。
【軽度の症状】 めまい、生あくび、大量の発汗、失神、筋肉痛、こむら返り
【中度の症状】 頭痛、吐き気(嘔吐)、倦怠感、虚脱感
【重度の症状】 意識がない、けいれんを起こす、呼びかけても反応しない
その他にも、熱が上がることがありますが、熱が40度くらいまで上がったり、熱はそれほど上がらない場合など、色々あります。熱が高くないからといって大丈夫なわけではないですし、汗をたくさんかく場合もあれば全くかかない場合もあります。
毎日みているママや先生が、何かいつもと違うなと思う時は、注意してみる必要があります。
子供が熱中症にかかったら、どうしたらいい?病院に行く?対処方法は?
病院に行った方がいいのかな?ってすごく迷っちゃう!
子供が熱中症になったら、焦りますよね。病院に行くべき?その見極め方も知りたいところです。
まず、軽度から中度の場合の対処方法
まずは、自宅でできるケアをご紹介します。
- 日陰で休んだり、クーラーが聞いた部屋へ移動したりして、休憩する。
- 体を冷やします。保冷剤で首の両側、わきの下、大腿骨の付け根を冷やすとよいです。または、濡れたタオルで体をふき、うちわなどで扇いで風邪を送るのも効果的です。
- 水分と塩分を補給する。お茶だけでは塩分が足りないので、一緒に塩飴やタブレットをなめさせたり、ポカリスエットなどのスポーツ飲料や経口補水液を飲ませるのもよいでしょう。ポカリスエットは薄めて飲ませるのがいい?なんて話がありますが、熱中症の時は、薄める必要はないそうです。
- 夜のお風呂は控える。回復したようでも、お風呂で暑いところへ行くとまたぶり返すことがあるそうなので、濡れたタオルで体を拭く程度にしておいた方がいいでしょう。そして、翌日もあまり無理のないような活動にするのが望ましいです。
こうして回復していけば、病院に行く必要はありませんが、次のような時は病院へ連れて行った方がよいと思われます。
- ↑のような治療をしても、症状が改善されないとき。
- 熱がとても高い時。
- 水分を取ることができないとき。嘔吐などがあり水分を受け付けない場合は、病院で点滴をする必要があります。
さらに、重度の症状の場合の対処方法
意識がなかったり、意識障害だったり、痙攣がはじまる、熱が40度を超えた場合には、救急車を呼びましょう。自分で救急外来に走るより救急車で行った方が治療が優先されます。命にかかわる症状なので、迷わず救急車を呼びましょう。
熱中症にならないための対策、早く気付くために見るべきポイント
- こまめに水分をとる。たまに塩分もとる。
- こまめに休憩をとる。遊びに夢中になりすぎないように、適度に休憩するよう大人が声をかけることが大切です。
- 暑い日は、外に出ないという選択をする。
- 体調を整える。睡眠不足、朝食を抜く、疲れているときに症状がでやすいです。日々、規則正しい生活をして、体調を整えることを心がけましょう。
- 服装に気を付ける。なるべく風通しの良い涼しい服を着せてあげたり、外に行くときは帽子をかぶせたりしてあげてください。
また、環境省の熱中症予防情報サイトでは、暑さ指数(WBGT)を確認することができます。この暑さ指数の値が高いほど危険を表しています。お出かけする日はチェックしてなるべく日向を避けるなどの対策をすることが大切です。
暑いところで遊んだ後はこんなところに気を付けてみよう!
子供はまだ上手く話せなかったり、体の異変を的確に伝えることは難しいので、周りの大人たちが異変を察知することが重要になります。
そこで、特に気を付けてみたい症状についてまとめます。
- 尋常な汗をかいている、暑いのに全く汗をかいていない
- 抱っこや触ったときに体が熱い、顔が真っ赤
- いつもは食べるのにご飯を食べない、残す(←気持ち悪いかも)
- 訳もなく泣き出す、抱きついてきて頭をこすりつける(←頭が痛いかも)
- ぐったりしていたり、すぐに寝てしまう(←倦怠感を感じているかも)
熱中症って、結構いろんな症状があるんですね。
疑ったらきりがないけど、ママが見て『いつもと違う』というのがキーワードになりそうです。暑いところから帰ったときは、いつもより少し注意して様子をみてあげたいものですね。